不動産売却

不動産一括査定サイトはおすすめできる?売主にとっての有効な活用方法と注意点を解説

不動産一括査定サイト
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複数の不動産会社に一戸建てやマンション、土地などの査定を無料で依頼できる「不動産一括査定サイト」というサービスがあります。

この記事では不動産一括査定サイトの仕組みや売主にとっての有効的な活用方法、注意点について詳しく解説します。

編集長
編集長

以前は一括査定サイトに登録していましたので、その経験を基に売主様にとって一括査定サイトをどのように活用するのが良いのか解説します。

一括査定サイトにご興味のある売主の方は、是非最後までご覧ください。

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不動産一括査定サイトとは

不動産一括査定サイトとは、売却したい不動産の情報(所在地、土地面積、建物面積、築年数、構造など)を入力すると、無料で複数の不動産会社に査定を依頼できるサービスのこと。

複数社の査定額や売却プランを比較することができ、気に入った不動産会社へ仲介(不動産会社を通した第三者への売却)や買取(不動産会社への直接売却)を依頼することができます。

また一括査定を利用したからといって、必ず不動産会社と契約しなければならないということはありません。

不動産一括査定サイトの仕組み

一括査定サイトの仕組みは以下のとおり。

ポイントは売主(サービス利用者)は無料ですが、登録している不動産会社が課金している、ということ。

不動産会社は1案件に対して、10,000~15,000円支払って売却物件の情報をもらっています。

編集長
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過去に一括査定サイト2社登録していましたが、運営会社に支払う金額は1社は1案件当たり10,000円、もう1社は14,000円でした。

当時は不動産の売却情報をもらうために毎月17~18万円ほど課金していたので、元を取るために必死になって売主の方に営業していました。

利用の流れ

一括査定サイトを利用する流れは以下のとおり。

  1. 売主:査定サイトを使って査定を申し込む
  2. 査定サイト運営会社:不動産会社の加盟店に査定依頼をする(売主が入力した情報を送る)
  3. 不動産会社:査定サイト運営会社から届いた情報をもとに査定対応をする
  4. 不動産会社:査定サイト運営会社に1案件毎に10,000~15,000円支払う
  5. 売主&不動産会社:査定金額や売却プランを決め、売却活動を開始
  6. 売主&不動産会社:売買契約成立

代表的な査定サイト

不動産一括査定サイトのサービスはかなり多く存在しますが、その中でも代表的な査定サイトは以下のとおり。

  • イエウール
  • リビンマッチ
  • HOME4U(ホームフォーユー)
  • LIFULL HOME’S(ライフルホームズ)

「〇〇市+不動産査定」や「〇〇市+不動産+無料査定」「〇〇市+不動産売却」などで検索すると、これらの一括査定サイトが上位に表示されると思います。

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不動産一括査定サイトはおすすめできる?

編集長
編集長

おすすめできると言えばできる、できないと言えばできないです。

なぜ曖昧な回答になるのか説明します。

なぜ一括査定サイトの利用に対して曖昧な回答かというと、一括査定サイトに登録している不動産会社次第だからです。

一括査定サイトに登録している不動産会社は玉石混交なので、良い不動産会社が登録している地域であればオススメできますし、悪徳不動産会社しか登録していない地域であればオススメできません

インターネット上の情報には要注意!

インターネットで一括査定サイトについて調べると、肯定的な情報が多いのが気になりますが、一括査定サイトの利用を誘導するセールスライティングなのでご注意ください

  • 一括査定サイトの運営会社が書いた情報には偏りがある
  • ブロガーが書いているのは、アフィリエイト記事である可能性が高い(読者が一括査定サイトを利用すると紹介料が入る仕組み)

一括査定サイトを利用するなら、複数の不動産会社からしつこい営業を受ける可能性があることを覚悟しましょう。

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不動産一括査定サイトの有効的な活用方法

これまでに一括査定サイトについて批判的な意見を伝えましたが、売主にとって全くオススメできないものではなく有効的な活用方法もあるのでご紹介します。

売主にとっての一括査定サイトを利用するメリット

  • 複数の不動産会社の査定結果を比較検討できる
  • 無料で利用できる
  • 相場がわかり、信頼できる不動産会社を見つけられる可能性がある
  • 個別に不動産会社に問い合わせる手間や時間を省ける

つまり、不動産売却に関して相談できる不動産会社がいない場合は使えるツールです。

一括査定サイトによって、登録している不動産会社が違うので一概には言えませんが、多いもので最大6社に査定をしてもらうことができます。

6社あれば1~2社はまともな不動産会社がいるはずなので、営業マンと直接会って、その人が信頼できる人かどうか、会社の実績や提案内容などに納得できるかどうか、じっくり話をしてみるしかありません。

別記事で、不動産会社の選び方について触れています。

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不動産一括査定サイトの注意点

売主にとって不動産一括査定サイトはメリットがある一方で、気をつけなければいけない注意点もあります。

  • 提示された査定価格で売却できるわけではない
  • 実際に売却できる価格より高い金額を提示する会社が多い
  • しつこい営業を受ける可能性がある
  • 営業マンが時間をかけて査定している
編集長
編集長

すごく重要なことなので、詳しく解説します。

提示された査定価格で売却できるわけではない

査定依頼を受けた不動産会社は、売却できそうな金額を提示しますが、あくまでもレインズなどの過去の成約事例をもとに算出しているだけです。

レインズ(REINS)とは:「Real Estate Information Network System」の頭文字「REINS」を示したもので、不動産物件情報交換のためのネットワークシステムのこと

また2025年現在、不動産市況が良いとは言えない状況なので、過去の成約金額から算出された相場よりも低くなる可能性も考えられます。

実際に売却できる価格より高い金額を提示する会社が多い

売主に気に入ってもらい媒介契約をもらうために、実際には売却できないくらい高値で査定する不動産会社が非常に多いです。

そして、売主は相場よりも高値で売れると信じ込み、悪徳不動産会社と媒介契約を締結する。当然、相場よりも高値で売れることはあまり考えられないので、販売開始後、数カ月~1年くらい売れない。結局相場価格まで値下げして成約する。この手口は悪徳不動産会社が使う常套手段なのでくれぐれもご注意ください!

媒介契約(ばいかいけいやく)とは:不動産を売却する際に、売主が仲介を依頼する不動産会社との間でかわす契約のこと

別記事で媒介契約について詳しく解説しています。

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媒介契約とは?不動産を売却する時の注意点
媒介契約とは?不動産を売却する時の注意点

しつこい営業を受ける可能性がある

不動産一括査定サイトは利用者は無料ですが、登録している不動産会社が課金しているので成立します。

つまり、不動産会社の立場からすると、課金した金額を回収するために、どうしても売主に対してしつこいと思われるような営業をせざるを得ない事情があります。サラリーマンでノルマがある営業マンであれば尚更です。

営業マンが時間をかけて査定している

査定サイトによっては、「不動産情報を3分入力するだけで自動であっという間に査定結果が出る」という表現がされていますが、査定金額を算出するために不動産会社の各担当者が過去の成約事例を調査して時間をかけて対応しています

この辺りが全く理解していない売主の方も多いので、コストをかけて査定対応していることはご理解いただけるとありがたいです。

まとめ

今回は不動産一括査定サイトについて解説しました。

一括査定サイトは、不動産売却に関して相談できる不動産会社がいない場合は使えるツールである一方、気をつけなければいけない注意点もあるので、一括査定サイトを使うメリット・デメリットをよく理解して有効活用していただければと思います。

今回は以上です。最後までご覧いただき、ありがとうございました。

プロフィール
BONCLA(ボンクラ)新聞編集長 酒井
BONCLA(ボンクラ)新聞編集長 酒井
宅地建物取引士 / 岐阜県空家等総合相談員
合同会社ボンズ不動産代表

主な事業内容は、空き家の買取再販・売買仲介・不動産投資(不動産賃貸業)、岐阜県南部(岐阜市・大垣市・瑞穂市・各務原市・関市・美濃加茂市・可児市など)が主な活動エリアです

・BON(ボン):ボンズ不動産が運営する、フランス語で”良い”
・CLA(クラ):暮らし、Classic=価値のある

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